「運動もしているし、ごはんも少なめにしているのに、ぜんぜん体重が減らない…」
そう感じたことはありませんか?
じつは、それってあなたの頑張りが足りないせいじゃなくて、身体の中で“炎症”というものがずっと続いているせいかもしれません。
けがや風邪のときに「炎症」がおこるのは知っているかもしれませんね
でも、ゆっくり長く続く「ちいさな火事」のような炎症が、からだの中で知らないうちに起きていることがあるんです。
これが、やせにくい原因になることがあります。
炎症ってなに?
炎症(えんしょう)は、身体を怪我したり、悪いものを食べたりしたときに、それに対して体が戦うにおこるものです。
でも、じつは怪我も不調もないのに、ずーっとからだが「戦っている」と勘違いしているときがあります。
この状態が「慢性炎症(まんせいえんしょう)」といいます。
からだの中で、ずっとちいさな火事が起きているような状態です。
このせいで
エネルギーの使い方が下手になったり
食べたものがうまく使えなくなったりして、
痩せにくくなるという現象が起こってしまうんです。
炎症があると、どうしてやせにくくなるの?
1. からだのエネルギーをうまく使えなくなる
炎症があると、からだがいつもより疲れていてエネルギーを作る力が弱くなります。
そのせいで、動いていないときにも使っているエネルギーが少なくなってしまい、痩せにくくなります。
2. 食欲をコントロールするホルモンがくるってしまう
炎症があると、ストレスに反応するホルモンがたくさん出てしまいます。
このホルモンは、おなかや体に脂肪(しぼう)をためこみやすくするはたらきがあります。
さらに、「おなかいっぱい」「まだ食べたい」と感じるサインも、おかしくなってしまいます。
そのせいで、つい食べすぎてしまうこともあります。
3. 栄養を上手に使えなくなる
食べものにふくまれる栄養は、本来ならエネルギーになったり、身体の調子を整える為に使われます。
でも、炎症があるとそれどころではなく、身体を守ることに使われてしまいます。
その結果、なかなか痩せない状態になりやすくなります。
炎症をしずめるにはどうしたらいい?
炎症をおさえるためには、まずは日常生活の中で次のようなことを気をつけると良いかもしれません
- スナック菓子や揚げ物(あげもの)、ジュースをできるだけ少なくする
- 野菜や果物、豆、わかめなどを食べるようにする
- 体によい油(青魚など)をとり入れるようにする
- よく寝ること、ストレスをためないことも大事
まとめ:まずは“炎症”をしずめることからはじめよう
ダイエットがうまくいかないと、「自分のせいかな…」と思ってしまいがちですが
じつは体の中の炎症が原因になっていることもあります。
まずは、食べものや生活のしかたを見なおして、炎症をしずめてみましょう。
そうすれば、体はちゃんとこたえてくれて、すこしずつ痩せやすい体になりますよ
“やせる体”をつくる一歩は、「からだの火事」をしずめることから。
お任せ下さ~い、大得意です。
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